心のゆとりは快適な環境から 平屋住宅の"ていねいな暮らし"
2024年10月2日 最終更新日時 : 2024年10月2日 admin
リビング・ダイニングの天井を梁出しにすることで、LDK全体に立体感を出した。内装は飽きの来ないシン プルなモダンスタイル。淡いグレーのクロスと、木目にこだわったクロス貼りの梁で落ち着いた雰囲気に。 また、空間をスッキリと見せるため、細々した物の収納に工夫を凝らしている。キッチンカウンター下の収 納棚は、カウンター上に物を置かないためのご主人のアイデア。
リビングの収納（写真右）は、本を多く並べられるように、また見た目 の美しさと耐荷重を考慮して固定棚を採用。キッチンのカップボード と並べて設置したパントリー（写真左）も、リビングの収納と同様に、 固定棚で扉のないオープンスタイルを選んだ。
スズモクの空調システムは、一般的な市販のエアコンを利用した 全館冷暖房。冬はテレビ下のエアコンから床下に暖気を送り込 み、夏はテレビ上のエアコンから屋内全体に冷気を回す。気密 断熱性能が高いため冷暖房効率がよく、電源を切ったあとも長 い時間、快適な室温が保たれる。「以前の借家では、冬の電気代 が月に2 万8000 円くらいで、別にガス代も。今はオール電化で 8000 円くらいです」と節約にも成功。
“ていねいな暮らし”を象徴する造作のキッチンカウ ンター。使い勝手を追求し、広さと高さにこだわった。 また、内側をダストボックススペースにするなどオリ ジナルのアイデアを詰め込んだ。天板の木目を床のテ イストと合わせたり、シンク前の細長い部分とシーム レスにつなげたり、デザイン性を重視。スズモクの担 当者と知恵を出し合って図面を練り上げた。「買い物荷 物も置いたり、フードプロセッサーを使ったり、レシ ピ本を開いたり、大活躍です」と奥様。
ご夫妻とも料理をするので、 2 人でキッチンに立てるよ うに通常より広く通路幅を 確保した。また、キッチン の両サイドからリビングに 抜けられる回遊式動線なの で行き止まりがなく、すれ 違いのストレスがない。
キッチンの大容量カップボード。吊り戸棚は日 常的に使えるように、身長に合わせて低めの位 置に取り付けた。憧れのコンベクションオーブ ンをはじめ家電やキッチツールはブラックで揃 え、モノトーンコーディネートを徹底
寝室はLDK と同じテイストでコーディネート。ライトは角度を調節できるスポットライトを採用し、間接 照明にして就寝前に光源が目に入らないように配慮している。1.5 畳のクローゼットは、大きく開く3 連扉 で使い勝手アップ。お気に入りのタンスの配置を含めインテリアは構想中。
奥様の趣味の部屋は、窓際にライ ティングレールを渡し、デスクやテ レビの位置に合わせて照明を移動で きるようにした（写真右）。このほ か、読書用にシーリングライトも備 えている。かわいい小窓にお気に入 りの白木のウッドブラインドを付け てさわやかな雰囲気に（写真上）。
間口を広く取った玄関。採 光付き玄関ドアと大きな型 ガラスのリビングドアで、 ホール全体が明るい。さら にシューズボックスの上の 間接照明が、ディスプレイ コーナーをやさしく照らす。
洗面＆洗濯室と脱衣所はスクリーンで仕切れるよう になっている。洗濯はお湯洗いをするため混合水栓 を採用。乾燥機をフル活用し、家事の時短に努めた。 浴室パネルは奥様のチョイスでブルーに。トイレの タイルとリンクさせたコーディネート
トイレは、モルタル風クロスを使ったスタイリッシュ な仕上がり。照明を片側に寄せて光の強弱をつくり、 ダークグレーの空間をより魅力的に見せている。ア クセントはブルー系の美濃焼タイル。飽きの来ない シンプルな内装とバランスを取るため、あえて少し 隠れた部分に使った。ブルーの置物は新婚時代に購 入したもので、「タイルを選んでいるときに“あの置 物がついに役立つ！” と。ようやく日の目を見まし た」と奥様
ブロックを敷いた部分は ご主人の力作！　この部 分だけ緩い傾斜があるた め、土が流れ出さないよ うに敷き詰めた。外構づ くりはご主人のこれから のお楽しみ。「ドライガー デンっぽくしようと思っ ています」。
シンプルで均整の取れた外観。太陽光パネルをのせるため、片流れ屋根のシャープなシルエットになった。 エクステリアはまだまだこれから、ご主人自らが手を掛け仕上げていく予定。
ウッドデッキの床は階段状に 広がる段床型を採用した。窓にはシャッターを付けているが、さらに日よけと目隠しのためのターフも取り 付ける予定。「ここでハーブを育てて料理に使いたい」とウキウキする奥様。
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