快適な室温とラクラク家事 高性能住宅のストレスフリー生活
2023年8月3日 最終更新日時 : 2024年12月3日 admin
「なるべく曲線をなくしました」とご主人が言うように、直線的なシャープな内装のリビングダイニング。とくに水平のラインにこだわり、エコカラット、梁、ブラインド、格子に取り入れてワイドな空間をつくりだした。
キッチンは折り下げ天井、ダイニングは格子の吹き抜け、リビングは梁見せ。Ｉ型LDKの一体感を大切にしつつ、天井に変化を付けることでエリア分けした。キッチンの立ち上がりは手元を隠すために高めに設定。折り下げ天井と合わせて絶妙な個室感が生まれている。
テレビ回りはエコカラットで装飾。「ショールームでは縦張りでしたが、サンプルを横にして眺めたら〝おっ、いいのでは？〟と、横張りにしました」。ライン照明を付けると凹凸が浮かび上がり、高級感が増す。造作ボードの中に冬用エアコンがあり、床下空間を利用して暖気を家中に回す。
お子様の遊び場としても便利なリビング横の多目的な４畳の洋室。将来的に１階だけで生活できるよう、寝室にすることを想定している。ベッドの置ける広さを確保した。
2階のドアは標準仕様でハイドアになっている。2階のホールは全館空調の大きな気流の中心になっていて、その流れから冷気暖気を各部屋に引き込むためにドアの上下には隙間を設けている。
“ヴァルマの家”シリーズの吹き抜けは、格子付きが標準の デザイン。通常の床の2倍の強度があり、人が行き来しても びくともしない。I家では物干しユニットとハンモック用の金具を設置した。「面積を有効活用できるので格子付きでよかった」。
階段は吹き抜けと向かい合わせ。2つを組み合わせて全館空調の循環をつくっている。階段のエアコンは夏専用。冷えた空気が自然に階下に降りていく。階段の照明は、雰囲気にこだわり選んだ。
子ども部屋に収納を付けないかわりに、2階のホールにファミリークローゼットをつくった。家族が増えたら各自のテリトリーを決めてそれぞれに管理を任せる予定。扉は付けていないが、必要になったときに付けられるように壁を補強している。
子ども部屋は3つ。部屋数を優先し、一部屋あたりの面積はベッドと机が入るだけを確保した。個々に収納は設けず、収納は共用のファミリークローゼットクロを使うように考えた。「足りなければ足りないで、持ち物はどんどん入れ替えないと置けない、ということがわかっていいかな」とご主人。現在はご夫妻それぞれの趣味の部屋として使用中。
壁一面にクローゼットを設けた寝室。ブラックのクロスで落ち着きのある空間にした。照明はダウンライトも選べたが、シーリング用の配線器具を用意してもらいアパート時代の照明を取り付けた。「あとで替えたくなったときにシーリングのほうがいろいろ種類がありますから」とご主人。
「お風呂に窓は付きものと思っていましたが、よく考えたら掃除が面倒ですし、窓がなくてもよく乾きます。全然気になりませんね」とご主人。高気密の家では換気がよく、カビもほとんどはえない。
グレーのクロスでシックにまとめた1階トイレ。照明は隅の低い位置に下げて“おこもり感”を演出。2階の窓は大きいものを 選んだが、1階の窓は防犯も考えて細いものを取り付けた。
明るく爽やかな2階トイレ。
家のゆとりを感じさせる間口の広い玄関ホール。正面に飾る絵をより魅力的に見せるため、間接的に光を当てるダウンライトを設置した。この照明は外のセンサーと連動しており、点灯することで玄関先に人が来たことがわかる。
電源プレートはすべてクローゼットに隠しているためホールはすっきり。広い土間 収納も白いハイドアの中に隠しているのもすっきり感を増している。
外観は存在感のある黒にワンポイントとしてナチュラルな木目を採り入れた。土地探しでは、南側を庭にするために北側道路を希望。かつては寒さが理由で避けられていた北玄関も、室温にムラがない高性能住宅ならば気にならない。
お庭は、道路からはまったく見えないないプライベートガーデン。「バーベキューやプール遊びなど、やりたいことがほとんど家でできるようになりました」。お手入れの楽な人工芝をご自分たちで敷き、青々とした景色を楽しんでいる。リビングダイニングの大きな窓は断熱性能の高いペアガラスを使用しているが、シェードも付けた。夏の昼間、シェードを下げておけば、強い陽射しを遮り、エアコンの効率をよりよく保つことができる。

施主：茨城県古河市／I様
延べ床面積：123.80㎡
●家づくりの特徴
工 法／／木造在来軸組工法、 長期優良住宅、省令準耐火構造
見学会／完成見学会、構造見学会
工 期／5ヵ月
保険・保証／地盤保証、瑕疵担保責任保険（JI O・ハウスジーメン）、 完成保証、シロアリ保証　
その他／ひのき構造体、オール電化、 カーテン、LED照明標準

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