明るく開放的でも温度差がない、土間がある快適生活の平屋
2024年6月3日 最終更新日時 : 2024年9月3日 admin
テレビ台の中に冬用のエアコンを設置。床下に暖気を送り、換気口を設けて循環させることで足元から家全体を温める仕組みで、「昨冬は弱風設定でも十分に温かった」と奥様。窓はすべて断熱性の高い樹脂サッシのトリプルガラス。
タイル敷きの土間はトラン ポリンや鉄棒を置いたり、テントを張って夜空を眺めたりと、お子様 たちの遊び場として大活躍。
最も力を入れたLDK と土間は合わせて28 畳になり、ガラス戸を開ければゆったりとした広い空間が生まれる。
「夜は落ち着いた空間にしたくて、リビングダイニングのダウンライトは陰影を生むように壁側に寄せた配置にしました」とご主人。
シンクとコンロが別々に配されたデュエアイランドキッチン。踏み台が必要になる吊り戸棚をつくらない代わりに、シンク前方のカウンター部分の下を収納にした。シンクとコン ロの間の通路はご夫妻が一緒に料理をしても邪魔にならないよう広めにしている。
週の半分は在宅勤務のご主人。仕事部屋兼書斎は圧迫感なく作業できるように、リビングと同じガラスの引き戸を設けた。
土間があるので、車や人通りが多い道路に面した壁は視覚的、防犯的な点からなるべく窓を小さくしました。また、床に土間と同じタイルを敷いた書斎と玄関の天井は木目調のクロスでメリハリをつけている。
仕事をしながらも土間やリビングにいる家族の存在が感じられるのもポイント。
帰宅して直行できるように洗面台は玄関のすぐ横に配置。２人並んで利用できるワイドなカウンタータイプで、置き型の洗面ボウルがおしゃれ。青い木目調のタイルにミラーキャビネットを組み合わせてすっきりと清潔感のある空間にまとめている。
脱衣室兼ランドリースペースには洗濯物を干せるように天井吊り下げタイプの物干しを取り付けた。壁には調湿効果や消臭効果のある珪藻土の粉末を吹き付けたクロスを採用。収納ケースのサイズに合わせた造作棚はご主人の手づくり。
トイレは洗面台の横のほか、就寝中や体調を崩した時でもすぐに行けるように個室があるプライベートスペースのそばにも配置。
子ども部屋は２つあるが、お子様が小さい今は一つの部屋で過ごし、もう一つの部屋は収納スペースとして活用している。白い壁はお子様たちの書画や工作の展示コーナーに。寝室や書斎兼仕事部屋も含めて個室は成長にあわせてフレキシブルに活用していく予定。
寝室は7.5畳。「限られた面積の中、居住スペースを広くすることを優先してウォークインクローゼットは設けませんでした」と奥様。その代わりに壁一面のクローゼットを設置。隣の子ども部屋との間に置くことで防音効果も期待できる。
照明スイッチや浴室のリモコン、モニター付きインターホンは水回りスペースに設けたニッチにすっきりとまとめて動線をスムーズに。
土間へと続くフラットな玄関。段差がないためすっきりと広く見え、掃除もしやすい。一方の壁一面をクローゼットにして靴や雨具を収納。靴を履くための玄関ベンチもご主人の作。
植栽やタイルのアプローチ、その 奥にあるコンクリートデッキもす べて手づくり。
外壁には温かみのある木目調のサ イディングを使用。壁の継ぎ目が 目立ちにくいシーリングレス工法 でナチュラルに仕上げた。車のト ランクから直接玄関ドアの前に荷 物を移せるように玄関ポーチの手 摺りの幅をあえて広くしている。
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